障害福祉とビジネスの融合を目指して

働く障害のある人たちの工賃を最低30,000円/月にすることを目標に愛知県豊田市で活動しています。

キーワードの掛け算でいかにブルーオーシャンにしていくか

あまり今の仕事の話を書いていなかったので最近心掛けていることを書きます。

障害福祉で作られる商品は大体が一般市場に出ると負けてしまいます。

(久遠チョコレートやオーラルピースや猫の約束マドレーヌなどは例外です。)

これは僕が「ご当地非常食」の第一弾を出した時の話です。

非常食の缶入りパン×八丁味噌で作りました。Oka-Bizさんのご支援も頂き

市場に投入しました。メディアにも幾つか取り上げてもらいました。

販売先は刈谷ハイウェイオアシス。年間来客数が東京ディズニー、USJに次ぐ3番目で

す。https://matome.naver.jp/odai/2141317433023997601

当時は「もしかしたら相当売れるのでは?」とめちゃくちゃ妄想しました。

しかし、いざ置くと全くと言っていいほど売れませんでした。

そりゃよく考えたらお土産コーナーで有名どころのお菓子があったら勝てるわけない

ですよね。完全なるレッドオーシャンに飛び込んでいきました。

それやる前に気付けば良かったのですが、置いてみて一般市場に出して

戦うにはかなり厳しいことがわかりました・・・。

そこで、最近はキーワードの掛け算で勝手にブルーオーシャンにしようと考えて

商品の企画をしています。もちろん前提として商品のクオリティやモノ・コト作り

がしっかりしていないといけないですが

豊田市×障害福祉×〇〇×〇〇」もうこれでだいぶ勝手にブルーオーシャン

にしちゃっています。

そして、まずは地元に受け入れてもらえる商品になるか。受け入れてもらえれば

そのうちの1商品が豊田市外の市場でも通用する可能性がある、と考えています。

その際には量産体制や安定供給など別の課題が出てくるかもしれません。

ですが、まずはキーワードの掛け算をしていき、豊田市内限定の市場に投入する。

2018年度はこのことを心掛けて商品企画をしていきます。

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写真は東京ウォーカーさんより

 

 

やってみよう、と思ったタイミングで即行動に移す

初めて豊田市旧小原村の和紙工芸館に行ってきました。

なかなか風情があって良いとこでした。

先日の打ち合わせで小原の和紙を使用して作ったら良いのでは?という話に

なり、んじゃ和紙のサンプルがいるなーと思いちょうど時間があったので

行ってきました。このタイミングで行けなかったらまた1週間身動きできなかったので

よかったです。

僕はサラリーマン時代から心掛けていることがあって、やってみようと思ったタイミン

グで即行動するようにしています。この多動が良いか悪いかはわかりません。

時間を無駄にしてしまうことも多々あるので・・・。

日々忙しい毎日かと思いますが、なんとか時間を作って行動してみると

新しい何かに出会えるかもしれません。

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就活も仕事も助けてほしい時に助けてほしいと言える勇気

就職活動中の大学院生が先日連絡をくれました。

とある企業の新規事業部の人をご紹介してほしい、とのこと。

飲んだ席でどうやらそういった話を僕としていたようで突然ラインで

連絡がきました。かなり切羽詰っている様子で、連絡をくれた翌日に

すぐに先方とお会いしました。たまたま先方の都合と僕の都合が

ピンポイントで空いていたのでナイスなタイミングでした。

本人も決断できたようで、よかったです。

僕に連絡するのにかなり悩んでいたようですが、悩んだその日にすぐに

連絡して翌日に解決されました。

この件で感じましたが、仕事も就活もそう。悩んでたりどうしたら良いか

わからなくなったりしたら近しい誰かに連絡したら良いと思うんです。

そしたら、あの人がいるよ、この人がいるよって繋いでくれるはず。

(もちろん自分の意図ややりたいことの思いを伝え、共感してもらうこと

が大事)

とこんな記事も書いてみました。写真は先日の鶴舞公園の桜。

相変わらずの安定感でめちゃくちゃ綺麗でした。

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豊田の困り事は他の地域でも困り事

豊田市は面積の約70%が森林です。

それを知った時に「豊田の間伐材×障害福祉」で何かできないか?と考えました。

そこでコーディネートさせて頂いたのが豊田の木を使用したフォトフレームです。

豊田の間伐材を使用して豊田の山間地域の障害者支援施設で作りたいと思いノベルティ

で1,500個作って頂きました。

障害のある人が作った商品が一つでも家庭のワンシーンで使ってもらえるように

そのフォトフレームをもらったご家族の歴史がフォトフレームの中に入るように、

と思い企画させて頂きました。そのフォトフレームがうまく量産できたのもある方の

お助けがありました。「糸鋸の加藤さん」です。

とにかく豊田市間伐材を使用した商品を作っていくことが必要で少しでも間伐材

を使用した商品の企画が必要でした。

そんな中で、「糸鋸の加藤さん」とお会いしたのが2017年秋です。

加藤さんはT自動車を退職された後、ご自身で趣味の延長で木の加工をしていたのです

がいつの間にかすごーい職人になっていました。

今では「糸鋸の加藤」を知らない人はいないのでは?というくらい豊田市役所では

認知されています。

その加藤さんが設計製作して頂いた社員証入れ。この社員証入れを

豊田市内の4つの障害者支援施設で製作してもらいます。

木の加工→組立→磨き→焼印の流れです。

工賃も大事だけど、障害のある人が作ったモノが街中で少しでも目に触れられる機会

ができること。そんな商品も大事だと思いました。

メディア発表は9月の予定です。

この4月からは量産に向けて動いています。

 

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木の社員証入れ

 

打席に立ち続けてたくさん失敗する、うまくいくことなんてこれっぽっち。

僕は東海若手起業塾の7期生でした。

東海若手起業塾のURLは下記です。

https://www.tokai-entre.jp

東海若手起業塾の時からお世話になっているお二人とミーティングしました。

とにかくスピード感が心地よくて。今日の朝にメッセージが来て、

んじゃ今日の夕方に!っていう具合です。

「こういうのは企業にはないなぁ」と僕がいつもお兄ちゃんと呼んでいる

S村さんがつぶやいていました。

そりゃ僕みたいな中小零細企業は打席に立ち続けて当てにいかないと

いけないのです。

打席に立てば失敗もしまくる、批判だってされる。でもね、それチャレン

ジしている証拠だと思うんですよね。

これから社会人になる人も多くの失敗をすると思うし、上司に怒られるこ

とだってある。でも、良いんです。チャレンジして失敗すれば。

で、失敗したら素直に「ごめんなさい」って言ってまた次をやる。

そしたら3割バッターくらいにはなれるんじゃないかな、と思っていま

す。

そんな僕は未だ1割にも満たないバッターですが・・・。

でも打席に立ち続けます。

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一人で考えていても限界がある

最近、ランチミーティングを積極的にしようと思って行動しています。

ご飯を食べながら、お酒を飲みながらなどそういう時に「いいねー!」と面白いアイデ

ィアがでます。

モノを作って市場に受け入れてもらうというのは非常に難しいです。モノ+コトにして

も売れるものは売れるし売れないものは売れない。大手メーカーがどれだけマーケティ

ングしても売れないものは売れない。そりゃ誰でも自分が作ったものに自信を持って

市場に投入するのですが、それが市場に受け入れられるかは別の話。

でもそんな結果を想像しても仕方がないわけで、とにかく安価に試作品を作って

改良していく。この試作と改良の繰り返しをどれだけスピード感持ってやっていくかが

大事だと思っています。

障害福祉業界で働いている職員の人にそれをやってもらうのは非常に困難。

そこをどれだけ僕がサポートできるかが大事。

僕も障害福祉業界の職員の人に相談されると悶々と一人で考えます。でも考えながら

「あーもうどうにもこうにもアイディアが出ない」なんて時に僕だけでは思いつかない

ようなアイディアを一緒にいた人が出してくれる。

一人で悶々と考えていても限界があって「こんなことできたらいいなー」

「こんなことしたら面白いと思うんだけどなー」って思ったら近しい人にどう思う?

って聞けることは大事なことです。

自分が思っていることや困っていることを素直に話して聞いてもらうこと、

非常に大事なことだと思っています。

 

 

現状維持は退化

今日は、豊田市内のコンクリートメーカーさんをお邪魔しました。

このコンクリートメーカーさんは弟さんが社長でお姉さんが専務という会社です。

 

ここで作られるコンクリートは道路の表示などに使用される土台のため道路の中に入っ

てしまっていて普段は見ることができません。

全盛期には100t/月を製造していたのですが、現在では50t/月までになってしまっていま

す。

近年、生産量が落ちてきているこのコンクリートメーカーさんは次の事業の柱を作ろう

と新しい取り組みにチャレンジされています。

そんな中で先日のとよたビジネスフェアでお会いし、本日改めて打ち合わせをして

「コンクリートメーカー×障害福祉」で新たな商品を作ろうと盛り上がりました。

中小企業さんの強みを最大限理解し、それを現場レベルで感じて障害福祉と合わせて商

品化する。

社長が考えている新商品の企画開発に僕のアイディアやできることを掛け算していく。

そうすることでどこまで広がるかわからない妄想をいかに形にしていくか。

非常にワクワクする打ち合わせでした。

打ち合わせしながら、そういえば先日僕が尊敬する障害福祉業界の代表が

「現状維持は退化」だと仰っていたなーと思い出しました。

うまくいくかどうかなんかわからないけどとにかくやってみて半歩でも良いから進んで

チャレンジする、とにかく現状に甘んじることなくやれることからやっていく。

そんなことを思い出しました。

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ドラマに出てきそうなプラント